メーカー技術職のための就活サイト[メーカー年収サイト]

このサイトではメーカーの年収や福利厚生を 忖度なくお伝えします!

ホーム

■理系院生の就活について

(※このサイトは理系の人,特に理系院生に向けて書いております。文系の人には役に立たないと思いますのでご容赦ください)

理系院生のみなさんへ
卒論が終わり、修士1年になると就活の話をちらほら聞き始めると思います。

でも、「何から始めたいいか分からない」「どんな企業があるのか分からない」「業界って何、業種も分からない」「研究室の先輩にしか聞く相手がいない」など就活をどうスタートしていくのか難しいですよね。

一番良い(やりやすい)のはやりたいことがあって、そのやりたいことをできそうな企業に絞ることですが、そのようなやりたいことはなく「程よく高年収」「程よくホワイト」「程よく福利厚生が揃っている」「潰れなさそうな企業」など曖昧な物差しでなんとなく就活をする人も多いと思います。

その結果、なんとなくメーカーに行くっていうケースが非常に多いです。

私は理系院生が当然のようにメーカーに就職するのはもったいないと感じており、この流れを変えたい!と思っております。
なぜ私がそのようにもったいないと思うのかここで順に説明いたします。

 

理由1:年収面

メーカーはネームバリューが高く、年収も高いように思うかもしれませんが、実際はそんなことありません。(外資メーカー,トヨタ,キーエンス,ファナックや業績がいい時の半導体メーカーを除く)

年収の高い順で並べると、
文系職トップ,キーエンス > コンサル > 東京ガス,大阪ガス,トヨタ,業績のいいときの半導体メーカー >> IT ≧ 高給メーカー , インフラ > 大企業メーカー の順となっており、年収面での優位性はありません。

具体的に言うと、一般的な高給メーカーは30歳で700万,35歳で850万,40歳で1000万程度なのに対し、上位文系職だと30過ぎで1000万が当然の世界となっております。
(ちなみに東京ガスも30過ぎで1000万)

そのため、年収を最重視している人はメーカーを志望しないほうがいいかと思います。(研究がしたい等やりたいことがメーカーにある人は除く)



理由2:理系院生には選択肢が最もある

就活中の理系院生で多くの人が「専門性」を重視しており、志望する企業を大学の研究と関係のあるメーカーに絞りがちです。

これは非常にもったいないと思います!

考えてみてください。文系の人に「専門性」はありますか?、そんなに無いですよね、コミュ力はありますが。

たしかにメーカーの研究職は専門性が必要ですが、メーカー以外の大抵の企業は専門性が必要ありません。対策さえしていれば内定を貰うことは十分可能です。
そういう意味では、理系院生は文系職も理系職もどちらも選ぶことができる最も選択肢を持つ就活生なのです。

なので、「専門性」という言葉で就活の幅を狭めてしまうことはもったいないです。研究をしたい訳でもない人はメーカー以外の企業(文系職を含む)も見るのがオススメです。
※因みに運営者のオススメは大阪ガス東京ガスです。


■理由3:将来性

メーカーに行く人で「将来この会社は伸びると思うからこの会社を選んだ!」という人がちらほらいます。なるべく成長性・将来性がある会社に入りたいですよね。
但し、メーカーが将来成長しても年収が上がるかは話が別です。

なぜならば、メーカーの年収(半導体業界を除く)というものは、自社の業績だけではなく、他社の年収に合わせて変化します。

そして、この変化は業績よりも他社の年収に大きく依存しているのです。

どういうことかと言いますと、いくら自社の業績が良くても他社の賃金水準に合わせて賃上げが行われるということです。

例えば、自社が過去最高益を達成しても、同業他社が賃上げを1000円しかしていなければ、自社は1000円程度の賃上げしかしないということです。

実際のケースとして、2023年のゲーム業界では任天堂が2/7に10%の賃上げを発表してから、セガは2/17に15%の賃上げを発表し、コナミは2/22に年60万円の賃上げを発表しました。
過去最高益でもない会社がこれだけの賃上げをしているのに対し、過去最高益を達成した他の業界の会社の賃上げは高くても5%程度でした。

つまり、どれだけ成長するかではなく業界によって年収が決まるのです。

自分の会社の年収が上がる=同業他社(もっと大きな括りでいうとメーカー全体)の年収が上がるということなので、自分の会社だけ年収が爆発的に上がるということはないでしょう。

そういう意味では将来性より現在の賃金を重視すべきだと思います。
(例えば、A会社:将来性△,平均年収850万,B会社:将来性◎,平均年収700万という二つの会社があった場合、A会社の方が将来も年収が高いと思います)

また、将来性のある会社を見極めることは困難です。

というのも、東芝やシャープが転落したようにどのメーカーも転落する恐れはあります。安定性を求めるのであれば、メーカーよりインフラに就職する方がリスクは低いでしょう。


■理由4:僻地配属

メーカーというのは当然ですが工場を持つため、技術職の勤務地は土地が安い僻地である可能性が高いです。特に生産技術職の方はその傾向が強いです。

そのため、都会で働くことが優先順位の高い人はコンサル,IT,大阪・東京ガス,文系職を見た方がいいと思います。(研究をしたい人は話が別)


■まとめ

ここまで読んでいただいたみなさんへ、

繰り返しにはなりますが「研究をしたい訳でもないのにメーカーの技術職に行くのはもったいない!」

と私は思います。

ここまで理解していただいた上で、メーカーに就職したいという人のために、ベストな選択ができるよう、このサイトではメーカー研究職の年収を主とした情報を載せているので是非活用していただければと思います。

■年収一覧表(※順次更新予定)

年収は企業を決める上で大事な条件だと思います。

しかし、四季報やネットで検索しても年収がHD(ホールディングス)だったり、現場の人(一般職等)も入っていたりして、総合職だけの年収って把握しづらいですよね。

そこで、このサイトは技術系総合職の年収を四季報よりも正確に載せておりますので、是非参考にしてください!

総合電機メーカー

車系メーカー

重工メーカー

化学メーカー

飲料・食品メーカー

半導体メーカー

精密・医療機器メーカー

素材メーカー

その他メーカー

インフラ